講義要項詳細

開講年度 2020 
講義名 理論経済学特論 
職名/担当教員 教授 田中 章喜 
期間 通年 
開講区分/校舎 生田 
配 当 経済学 修士 
単 位



講義内容
<テーマ>
資本主義とヒエラルヒー(資本主義システム間の異質性と同質性)

<到達目標>
 この講義によって、資本主義の段階的発展にともない、資本主義経済がどのような歴史的変化を遂げ、いかなる国家間・地域間の差異が生み出されてきたかを詳しく説明できる。

<講義概要>
 イギリス産業革命以降、数多くの国々で次々と工業化が成功し、資本主義経済が本格的に確立していったが、そうした経済発展の中で、資本主義経済は段階的発展を遂げるとともに様々な変化がもたらされただけでなく、必ずしもすべての国々において同質的なシステムが出現したわけではなかった。こうした中で、現代の資本主義経済の特質を深く理解し、資本主義の行く末を理解するためには、これまでの資本主義の歴史的変化がいかなるものであり、国家間地域間の違いをタイプ化して理解し、そうした差異がどのような要因によって生じたかを知る必要がある。この講義では、前期においては、そうした資本主義経済の歴史的変化と国家地域間での差異を取り扱う理論領域である段階論の課題と方法について詳しく検討し、後期においては、経済システムの主要な問題領域ごとの歴史的変化と国家間地域間の差異がいかなるものであり、そうした違いがどのような要因によって生じたかといった問題を、イギリス・アメリカ・ドイツ・日本を中心とした主要先進国の事例に則して詳しく講義して行く。

<講義計画>
前期
(1)  プロローグ
(2)  段階論の課題
(3)  段階論の方法
(4)  『資本論』
(5)  『金融資本論』
(6)  『帝国主義論』
(7)  日本資本主義論争
(8)  宇野弘蔵
(9)  世界資本主義論
(10) レギュラシオン学派
(11) 重商主義段階
(12) 自由主義段階
(13) 帝国主義段階
(14) 現代資本主義
(15) エピローグ
後期
(1) プロローグ
(2) 段階論の課題と方法
(3) 支配的資本
(4) 産業構造
(5) 企業金融
(6) 労働時間と賃金
(7) 労使関係
(8) 生産システム
(9) 経済政策
(10) 社会保障
(11) 通貨体制
(12) 貿易政策
(13) 農業と食糧問題
(14) 環境問題
(15) エピローグ 
教科書・参考書
 適時指示する。 
成績評価方法・基準
受講生は毎回レポートを提出し、議論に参加してもらう。成績は毎回のレポート5割、授業への貢献度5割で評価する。 
履修上の留意点
マルクス『資本論』第1巻、宇野弘蔵『経済政策論』(弘文堂)の既読が望ましい。 
担当教員へのアクセス
研究室 9号館5階9524研究室 
その他
更新日付 2020/02/16 15:45


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