講義内容
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<到達目標> 裁判員裁判のシナリオ作りと上演を通じて、法と裁判の手続の理解をはかり、市民の司法参加の意義を考えることができる。 裁判員裁判を一つの素材として、評議に必要なディスカッション力を身につけ、判断に基礎となる裁判の原則と隣接分野を把握する。 裁判の原則と手続にもとづいて、他人の主張を踏まえて自分の意見を明確に述べる姿勢を備える。
<講義概要> 裁判員裁判を素材に、裁判員裁判の制度と実情をグループ報告を通じて考察し、受講生の持ち寄る案を元にした模擬裁判員裁判のシナリオを意見交換を重ねて作成し、法廷教室で実演します。
<授業で実施するアクティブ・ラーニング> ①PBL ②反転授業 ③ディスカッション、ディベート ④グループワーク ⑤プレゼン テーション ⑥実習、フィールドワーク
<講義計画>(予定であり、変更がありえます) (1)オリエンテーション (2)裁判員制度の概説 (3)模擬評議 (4)グループ報告(1) (5)グループ報告(2) (6)グループ報告(3) (7)グループ報告(4) (8)東京地方裁判所での裁判員裁判傍聴 (9)シナリオ作成(1)シナリオ案の持ち寄りと選抜 (10)シナリオ作成(2)シナリオ案の構想 (11)シナリオ作成(3)シナリオ案の推敲 (12)シナリオ作成(4)シナリオ案の完成 (13)模擬裁判員裁判 (14)裁判員制度の変更の是非に関するディベート(1)準備 (15)裁判員制度の変更の是非に関するディベート(2)本番
<課題に対するフィードバックの方法> ・代表的な意見を取り上げて講評する。
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教科書・参考書
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<教科書> 特に指定なし
<参考書> 飯考行編著『ディスカッション法と社会』(八千代出版、2024年) 飯考行・裁判員ラウンジ編『あなたも明日は裁判員!?』(日本評論社、2019年) 井門正美『役割体験学習論に基づく法教育―裁判員裁判を体感する授業』(現代人文社、2011年) その他、裁判員制度に関する文献を適宜指示します。
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成績評価方法・基準
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(1)試験・テストについて 平常点 (2)試験以外の評価方法 グループ報告の完成度、シナリオ作成への関与度、模擬裁判員裁判での応答と発言内容、ゼミ全体を通じた意見交換への関与度にもとづいて、評価を行います。 (3)成績の配分・評価基準等 グループ報告25点、シナリオ作成25点、模擬裁判員裁判25点、意見交換25点
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履修上の留意点
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グループ報告とシナリオ作成には、講義時間外での相応の事前準備が必要となるため、その労力を厭わない姿勢が求められます。参考文献および適宜指示する裁判員制度に関する文献にもとづいて、予習・復習を行って下さい。
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担当教員へのアクセス
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その他
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【主要授業科目】
六法を参照できる状態で受講して下さい。やむをやない事情で欠席する場合は、事前の連絡をお願いします。
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更新日付
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2024/05/10 14:51
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