講義内容
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<到達目標> 日本語教育の基礎知識をもとに、学習者のレベルやニーズに合わせた授業デザイン(教材や教室活動、教案の作成)とその授業実践ができる。
<講義概要> 本科目は、日本語教育について学んだ知識と経験を生かし、日本語を母語としない学習者に日本語を教える際の実践力を身につけるために、国内での日本語教育実習を通して、学習支援のスキルを身につけることを到達目標としている。準備段階を経て教壇実習を行い、その評価をするという一連の過程の中で、よりよい日本語の授業とはどのようなものかを考える。前期(15回)は日本語教育の実践場面で問題になることを包括的に扱う。具体的には、初級教科書の内容分析、練習問題の作成法、練習の仕方および授業方法についての講義、模擬授業の教案の作成を行う。後期(15回)は、国内での授業実習を行う。さらに、実習授業の報告等をもとに授業のあり方、評価方法について討議、検討する。
<講義計画> 1.前期オリエンテーション 実習の目的と目標 2.授業デザインの方法(1) コースデザインと授業の構成 3.授業デザインの方法(2) 指導項目と教材の分析 4.授業デザインの方法(3) 練習と評価 5.授業デザインの方法(4) 教案作成の方法 6.教材分析と模擬授業(1) 7.教材分析と模擬授業(2) 8.教材分析と模擬授業(3) 9.教材分析と模擬授業(4) 10.教材分析と模擬授業(5) 11.教材分析と模擬授業(6) 12.教材分析と模擬授業(7) 13.教材分析と模擬授業(8) 14.教材分析と模擬授業(9) 15.前期のまとめ・ふり返り 16.後期オリエンテーション 実習までの流れ 17.実習の授業デザインと模擬授業(1) 18.実習の授業デザインと模擬授業(2) 19.実習の授業デザインと模擬授業(3) 20.実習の授業デザインと模擬授業(4) 21.実習の授業デザインと模擬授業(5) 22.実習の授業デザインと模擬授業(6) 23.実習の授業デザインと模擬授業(7) 24.実習の授業デザインと模擬授業(8) 25.実習の授業デザインと模擬授業(9) 26.学習の評価(1) 27.学習の評価(2) 28.学習の評価(3) 29.実習のふり返り 30.まとめ・ふり返り
<アクティブ・ラーニングの要素> ・ディスカッション ・グループワーク ・プレゼンテーション ・フィールドワーク(日本語教育機関の授業見学、実習)
<実務経験> 当該授業科目は、日本語学科の専門科目で学んだ日本語学の専門知識の有用性を、国内の機関で実施されるさまざまな実習の中で実体験し、学修意欲を高めることを目的とする科目である。
<課題に対するフィードバックの方法> 授業中に教案や模擬授業、実習報告について参加者全員で討議し、講師もその場でフィードバックを行う。
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教科書・参考書
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<教科書> 『みんなの日本語初級Ⅰ 第二版』スリーエーネットワーク テキストは4月以降、授業時の指示を受けて購入すること。 <参考書> 小林ミナ(2019)『日本語教育よくわかる教授法』アルク 遠藤織枝編著(2020)『新 日本語教育を学ぶ』三修社 国際交流基金(2013-2017)『まるごと 日本のことばと文化』入門(A1)~中級2(B1)三修社 国際交流基金『いろどり 生活の日本語』 https://www.irodori.jpf.go.jp/
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成績評価方法・基準
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・前期の教材分析と模擬授業とふり返り(30%) ・夏休みまたは後期の教育実習とふり返り(30%) ・前・後期末のレポート(各10%、計20%) ・平常点(20%)
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履修上の留意点
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日本語教育の基礎知識がある学生の履修を前提とする。原則として「日本語教授法A」(1,2とも)を履修済みのこと。 定員25人を超えた場合は抽選とする。 履修を希望する学生は、4月3日(火)午前10時までに以下のアンケートに必ず回答すること。 https://forms.gle/Av6ZrUu9aYJ8t8S48
授業時間外に実習のための見学や教壇授業等の実習を行うので、履修者は各自時間管理が必要。 3分の1以上の欠席は、評価の対象にならない。また、3回の遅刻は、欠席1回と見なす。
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担当教員へのアクセス
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その他
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授業内容は実習の日程等によって調整・変更する場合がある。
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更新日付
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2024/02/19 13:59
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