講義内容
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<到達目標>心理臨床の現場での見学等による実習を通して、各現場における心理職の仕事や役割、特に次の3つの事項について理解し、自分なりに説明できる。 (ア) 心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ (イ) 多職種連携及び地域連携 (ウ) 公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解
<卒業認定・学位授与の方針との関連> 「知識・理解」「関心・意欲・態度」「技能・表現」「思考・判断」
<講義概要> 本講義では、心理臨床の実践が行われている「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」の5分野に関する施設に実際に赴き、見学等による実習を行いながら、実習施設の実習指導者または担当教員による指導を受け、主に<到達目標>に掲げた(ア)~(ウ)の事項について体験的に学ぶ。また、実習の事前学修として上記の5分野で実践されている心理支援について学び、事後学修として実習で学んだことを報告しディスカッションを行う。実習の実施後は、毎回その内容をレポートにまとめて提出することが求められる。
<講義計画> ※以下のスケジュールで授業を行うが、実習を行う学外施設の都合によって変更が生じる可能性もある。 ※学外施設における実習は、授業時間外に行う。 ※実習時間は、臨床心理学実習Aと臨床心理学実習Bを通じ、事前・事後学修も含めて80時間以上行う。
(1) オリエンテーション・実習実施にあたっての注意点と心得 (2) 公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解 (3) 心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ・多職種連携及び地域連携 (4) 「実習記録ノート」の書き方、実習に必要な視点 (5) 保健医療分野の実習の事前学修 (6) 医療機関Aにおける実習の事後学修 (7) 福祉分野の実習の事前学修 (8) 障害者福祉施設Aにおける実習の事後学習 (9) 教育分野の実習の事前学修 (10) 教育相談機関における実習の事後学習 (11) 産業・労働分野の実習の事前学修 (12) 障害者職業センターにおける実習の事後学修 (13) 司法・犯罪分野の実習の事前学修 (14) 少年院における実習の事後学修 (15) 前期の実習の総括
<課題に対するフィードバックの方法> ・ディスカッションに対して授業内で講評する。 ・レポート(実習記録ノート)にコメントを記入して返却する。
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教科書・参考書
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野島一彦・繁桝算男監修『「公認心理師の基礎と実践」シリーズ(全23巻)』遠見書房 ※授業前に購入する必要はありません。
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成績評価方法・基準
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(1)成績評価方法
・平常点により成績を評価する。 ・学外施設における実習について、レポート(実習記録ノート)の提出を課す。 ・授業内での発言やディスカッションへの参加姿勢、また学外施設における実習への取り組み姿勢等を授業への貢献度として評価する。
(2)成績評価基準・評価の配分等
・レポートの評価に際しては、到達目標に対応して、各実習施設に関する心理実践について自らの体験や考えを述べられていることを重視する。 ・その他、到達目標に対応して、授業への貢献度などを加味し、総合的に判断して最終的な評価を決定する。 ・レポート30%、授業への貢献度70%
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履修上の留意点
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本講義では、授業時間内の学修や学外実習における学修に受身的に臨むだけでは不十分である。授業や実習での体験を自ら振り返り、そこで生じた疑問や関心について主体的に学び、そこから生じる新たな疑問・関心に取り組む姿勢が必要となる。こうした心理臨床の学びを楽しんでもらいたい。
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担当教員へのアクセス
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その他
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更新日付
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2020/02/27 15:54
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