シラバス参照

開講年度 2020 
科目名 南アジア関係論1 
職名/担当教員 文学部 教授 志賀 美和子 
期間/曜日/時限 前期 火曜日 2時限
開講区分/校舎 一部生田/生田 
配 当 文学部234 
単 位
コースコード HAA315 



講義内容
<到達目標>
・南アジアにおける宗教・言語などの多様性の歴史的背景を理解できる。
・多元的社会における紛争発生のメカニズムを考察することができる。
・歴史と政治の関係性、およびその問題性について考察することができる。
・日本は「一元的社会」なのか、インドの問題と比較して考察することができる。

<卒業認定・学位授与の方針との関連>
「知識・理解」「関心・意欲・態度」

<講義概要>
 テーマ:インド古代から中世の政治的動態と文化

 南アジアは、様々な人種、言語や宗教が共存/並存する多文化世界である。現在南アジアに存在する国家、すなわちインド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータンも、その国家形態は実に多彩である。南アジア世界は、なぜこれほどの多様性を示すようになったのか。この謎を解くヒントは歴史のなかにある。
 本講義では、南アジアの歴史を辿り、まず、多元的世界が形成されていく過程を解明する。特に、人や文物の移動に伴う「異文化」との出会いが南アジア世界にもたらした影響と、その「異文化」に南アジア側が与えた影響の双方向的交流に着目する。次に、その多元的社会が摩擦を生み紛争へと発展するメカニズム、および、その紛争を解決し共存を図ろうとする様々な努力・試みを考察し、多元的社会の問題性と魅力を考えていきたい。
 前期(南アジア関係論1)では古代からイスラーム進出期までを、後期(南アジア関係論2)では、ムガル朝期からイギリス植民地期、現代までを対象とする。

<講義計画>
1.導入―現代インドのヒンドゥー・ナショナリズムとイスラーム過激派
2.「インド文化」の源流―インダス文明とナショナリズム
3.アーリヤ人の進出と社会変動
4.古代国家の成立
5.マウリヤ朝とアショーカ王
6.「外来」王朝と「在地」王朝の興亡(1)-北インドの「外来」王朝
7.「外来」王朝と「在地」王朝の興亡(2)-南インドの「在地」王朝
8.グプタ朝の政治と社会
9.グプタ朝以降の政治的混乱と地域文化の開花
10.大寺院の時代―南インドの繁栄
11.イスラーム勢力の進出―ガズナ朝とゴール朝
12.イスラームの定着―奴隷王朝とハルジー朝
13.侵略者とイスラーム諸王朝―トゥグルク朝、サイイド朝、ローディー朝
14.調整日―復習と質問受付
15.授業内試験と講評

<課題へのフィードバック>
コメントペーパーに記された質問に回答する。主な意見を紹介し講評する。 
教科書・参考書
<教科書>
・指定の教科書はない。歴史資料を適宜配布する。

<参考書>
・辛島昇編『南アジア史』(世界各国史シリーズ7、山川出版社、2004年) 
成績評価方法・基準
【変更前】
<成績評価方法>
・平常点評価 100%。
・授業内試験で評価する。

<評価基準>
・講義内容の理解度をもっとも重視する(60%)。
・文章が論理的であること(20%)、自分の考えが説得的に記述されていること(20%)を評価する。

【変更後】
<評価方法>変更有り。
・期末試験を中止し、講義期間中に数度課す課題で評価する。なお、講義はGoogle Classroomで実施しているが、課題の指示と提出はCourse Powerで行っているので注意すること。
<評価基準>変更なし。
・講義内容の理解度(60 %)、文章の論理性(20%)、自分の主張の説得力(20%)。 
履修上の留意点
<履修すべき他の科目>
・火曜日2限(後期)「南アジア関係論2」を履修することを強く推奨する。
・火曜日1限(前期・後期)「アジア文化史1・2」を併せて履修すると理解が深まる。

<準備学習>
・参考書の各回の授業内容に該当する範囲を読み、講義での教員からの問いかけ、議論に備える。

<事後学習>
・ノートしたことを整理し、紹介された史料や専門書を読んで、理解を深める。
・講義内での教員からの問題提起に対して自分の考えをまとめ、ノートに記述する。 
担当教員へのアクセス
火の昼休み 研究室:11号館11219号室 
その他
全学公開科目です。 
更新日付 2020/06/10 11:23


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