講義内容
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<卒業認定・学位授与方針との関連> 「知識・理解」 「関心・意欲・態度」
<講義概要> あらゆる組織をマネジメントする際,その妥当性や正当性は,一従業員の立場で考える場合と管理者や経営者のような立場から捉える場合とでは大きく異なります。例えば,給料が高くなると一個人として嬉しいけれども,人件費が増大するので企業の財務状況は悪くなり,株主から批判されることに経営者は頭を悩ませてしまうことからも,このことは明らかです。前者を「個人の視点」,後者を「組織の視点」と呼ぶことにしましょう。このように,マネジメントには,「個人の視点」と「組織の視点」とに絶えず葛藤があります。しかしながら,長期的な視座でマネジメントを熟慮する際,この個人と組織の複眼的視点で眺めることが不可欠になります。 本講義では,両視点のうち,とりわけ「個人の視点」からマネジメントを眺める時に考慮しなければならない要素を主に取り上げ,具体的な事例と理論的枠組みを用いながらそれらを説明します。
<講義計画> 第01回 講義の狙い,成績評価,履修上の注意点など 予習:教科書「はしがき」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第02回 マネジメントにおける個人-組織-環境の視点 予習:教科書「プロローグ」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第03回 組織と仕事 予習:教科書「第1章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第04回 組織と人 予習:教科書「第2章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第05回 モチベーションの要因 予習:教科書「第3章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第06回 モチベーションと認知 予習:教科書「第4章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第07回 リーダーの機能と影響力 予習:教科書「第5章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第08回 リーダーシップとフォロワー 予習:教科書「第6章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第09回 組織とグループ 予習:教科書「第7章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第10回 グループ・プロセス 予習:教科書「第8章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第11回 人的資源管理と日本型経営 予習:教科書「第9章」を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第12回 多様な環境に対応するマネジメント(1) 予習:教科書「第18-22章」で担当教員が指示した部分を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第13回 多様な環境に対応するマネジメント(2) 予習:教科書「第18-22章」で担当教員が指示した部分を事前に読んでくること 復習:講義で学んだ内容について教科書・ノートを見直すこと 第14回 授業内テスト 予習:講義全体の復習を行いテストに備えること 復習:テストの出題内容に基づいて教科書・ノートを見直すこと 第15回 まとめ 予習:教科書「エピローグ」を事前に読んでくること 復習:講義全体を教科書・ノートを用いて振り返ること
<課題に対するフィードバックの方法> コメントを記入して返却するか、代表的な意見を取り上げて講評する。
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教科書・参考書
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教科書: 馬塲杉夫・蔡仁錫・福原康司・伊藤真一・奥村経世・矢澤清明著 『マネジメントの航海図-個人と組織の複眼的な経営管理-』中央経済社,2015年. 参考書: 授業内で随時指示する。
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成績評価方法・基準
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<到達目標> 本講義では,経営学における諸理論の歴史的な成長・発展の流れを理解すると同時に,それらの理論が現代の経営に対してどのように適用できるかについて考える洞察力を養うことが第一義的な目標となる。 また,経営学に関する基礎的な専門用語をきちんと理解し,ビジネスパーソンとして適切な会話ができる語彙力を身につけることも目標になる(DP2に対応)。
【変更前】 <成績評価方法・基準> (1)試験について(70%) 学期末に授業内試験を実施する。この試験を受験しないと評価の対象とならないので留意すること。なお,試験の実施日は各担当者によって異なり,授業内で事前に説明される。 (2)授業貢献度(平常点)について(30%) 授業への出席状況,月1回程度で行われる専門用語の理解度確認のための小テスト,レポートなどによって授業貢献度を評価する。なお,授業貢献度に関するこれらの評価ウェイトは,各担当者によって異なり,初回授業等にて説明される。
【変更後】 振り返りシートまたはフォワードシート:40%、レポート:30%*2=60%
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履修上の留意点
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本講義は,一年次の「経営入門A・B」で学修した内容を,三年次以降の専門科目へ橋渡しする位置づけとなる。すなわち,「経営入門A・B」で理解した経営現象を,「経営戦略論」,「経営組織論」や「人的資源管理論」等の応用科目へと結びつける理論的基盤について学修することになる。
準備学修(予習)においては,教科書の中から各回の授業内容に該当する範囲を読み,学ぶべき項目の予備知識を頭に入れて授業に備える。 事後学修(復習)においては,授業でノートしたことを整理し,関連する文献や新聞・雑誌を読むなどして理解を深めるよう努める。
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担当教員へのアクセス
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その他
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令和元年度履修者数 630名 単位修得者数 514名
全学公開科目
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更新日付
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2020/06/12 13:11
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