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開講年度 2020 
科目名 環境経済論1 
職名/担当教員 経済学部 教授 泉 留維 
期間/曜日/時限 前期 金曜日 3時限
開講区分/校舎 一部生田/生田 
配 当 国経学科34 
単 位
コースコード EPS311 



講義内容
<到達目標>
 公害や廃棄物問題と行った日本の環境問題の歴史的変遷を意識しながら、経済学やガバナンス論などの枠組みを用いて原因や対策について受講生が理解できるようになることを到達目標とする。

<卒業認定・学位授与の方針との関連>
「知識・理解」 「関心・意欲・態度」 「思考・判断」

<講義概要>
 私たちは,近隣のゴミ問題からオゾン層の破壊に至るまで,意識しようとしまいとありとあらゆる環境問題に常に取り囲まれている。そして,日々の家庭生活,企業活動,国の政策立案,地方自治体の経営などにおいて,それらの問題の解決策,あるいは緩和策が求められている。
 そうした社会的要請に応えるものとして,経済学のなかに環境経済学という分野が存在している。環境経済学は,環境問題が生じる経済的メカニズムを明らかにし,その原因に迫るものであり,そして環境保全を行うための政策手段を示すものである。
 「環境経済論1」では、環境経済学が経済学の中でどのように位置づけられるかを説明した上で、公害問題の歴史やその対策、課題について取り上げる。その後、環境保全の視点からエネルギー問題や廃棄物問題を取り上げ、主としてローカルで身近な環境問題について外部性や市場の失敗といった経済学的な発想から、その原因や対策を学修する。


<講義計画>
1.イントロダクション

2.環境経済学の枠組:経済学は自然をどう捉えてきたのか
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、エコシステムや外部不経済などの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。
 
3.環境問題の原点としての公害(1)足尾銅山煙害・鉱毒事件
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、PPPなどの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

4.環境問題の原点としての公害(2)水俣病と産業型公害
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、四大公害や公健法などを理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。
 
5.環境問題の原点としての公害(3)大気汚染と都市・生活型公害 
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、越境汚染や社会的費用などの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

6.環境問題の原点としての公害(4)食品公害:カネミ油症と森永ヒ素ミルク事件
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、PPP適用の諸問題などを理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

7.エネルギーと環境(1)再生可能エネルギーについて
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、エネルギーの各種法則や分類などを理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。
 
8.エネルギーと環境(2)原子力発電所問題(放射性廃棄物)
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、原子力発電所の仕組みや日本の発電状況などを理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。
 
9.エネルギーと環境(3)原子力発電所問題(事故)
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、放射線の生物への影響などを理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

10.ゴミの経済学(1)ゴミとは何か:物質収支とバッズ 
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、物質収支やEPRなどの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

11.ゴミの経済学(2)一般廃棄物と3R
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、廃棄物の分類や3R政策などの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。
  
12.ゴミの経済学(3)産業廃棄物と不法投棄問題
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、情報の非対称性や逆選択などの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

13.ゴミの経済学(4)進行する土壌汚染と「越境する廃棄物」 
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、スーパーファンド法やNIMBYなどの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

14.環境面から見た交通問題
予習:参考書や講義ノートをよく読んで、渋滞税やモーダルシフトなどの概念を理解してください。
復習:講義ノートを読み直し、リアクションペーパーを提出してください。

15.まとめ

<課題に対するフィードバックの方法>
必要に応じて、リアクションペーパー等に対して個別にコメントを返す。 
教科書・参考書
<教科書>
教科書は使用しない。毎回、講義ノートを配布し、必要に応じてビデオ教材を使用する。

<参考書>
以下の参考書のうち、いずれか一冊を手元に置いておくと理解が容易となる。
泉留維・室田武・三俣学・和田喜彦『テキストブック 環境と公害:経済至上主義から命を育む経済へ』日本評論社(2007年)
植田和弘『環境経済学』岩波書店(1996年)
栗山浩一・馬奈木俊介『環境経済学をつかむ【第2版】』有斐閣(2012年)
藤倉良・藤倉まなみ『文系のための環境科学入門 新版』有斐閣コンパクト(2016年) 
成績評価方法・基準
【変更前】
(1)成績評価方法
・定期試験規定に基づく前期試験を実施する。ただし、履修者数によっては、15回目の授業時に、定期試験規定を準用した形での授業内テストを実施する可能性もある。
・毎回の講義でリアクションペーパー(その日の講義内容に関する簡単な質問への回答と感想を記したもの)の提出を求める。
(2)成績評価基準・評価の配分等
・リアクションペーパーは、到達目標に対応して、毎回の講義内容の理解度を測る問題を出題する。評価に際しては、答案の構成を重視する。
・前期試験は、到達目標に対応して、講義で取り上げた環境問題に関する知識・理解・思考などを測る問題を出題する。評価に際しては、答案の構成および論理性を重視する。
・前期試験80%、リアクションペーパー20%

【変更後】
(1)成績評価方法
・平常点で評価する。
・毎回の講義でリアクションペーパー(その日の講義内容に関する簡単な質問への回答と感想を記したもの)の提出を求め、補講期間に授業内テストを実施する。
(2)成績評価基準・評価の配分等
・リアクションペーパーは、到達目標に対応して、毎回の講義内容の理解度を測る問題を出題する。評価に際しては、答案の構成を重視する。
・授業内テストは、到達目標に対応して、講義で取り上げた環境問題に関する知識・理解・思考などを測る問題を出題する。評価に際しては、答案の構成および論理性を重視する。
・リアクションペーパー60%、授業内テスト40%  
履修上の留意点
 「環境経済論2(後期・金曜日3時限)」を併せて受講することが望ましい。新聞・雑誌・テレビ等の環境問題についての報道に注目すること。授業中の私語は厳禁。
 事前準備として、参考文献リストに従い、関連する回の文献や資料、さらに前回の配付資料について事前に読んでくる。そして、講義後は、リアクションペーパーに、自分の意見や質問などを記述する。 
担当教員へのアクセス
研究室:3号館4階3405(オフィスアワーは月曜昼休み)
メールアドレス: izumir<at>isc.senshu-u.ac.jp (<at>を@に変換してメールをしてください)
教員HP: http://izumi-seminar.net/ 
その他
更新日付 2020/06/11 12:03


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