講義内容
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<到達目標> 研究計画書の推敲を重ねた上で実査に赴き、得られたデータを整理して、一つの論文にまとめあげるプロセスを体得することを、この授業の目的とします。 社会における実践的な課題について思考し、分析することができる。【社会学科卒業認定・学位授与の方針(4)に対応】
<講義概要> テーマ:劇的な生活変容を経験した人々・地域の生活再建・コミュニティ再興を扱う災害社会学(環境変動論)
3年次に習得した論文執筆のノウハウ(講義要項「専門ゼミナールA」の頁参照のこと)を駆使して,各自の選出した事例を精査し,論文としてとりまとめていく過程を学びます。 積極的,真摯なゼミへの参加をのぞみます。
<講義計画> 以下の内容を全30回の授業で取り扱う。 4年ゼミで中心となる作業は,各自の関心に即した関連文献・資料の収集・読み込み(「文献ノート」の存在を前提とした「書評」の蓄積、特に古典の読破が必須課題)と,実査より得られたデータの整理・解釈(「フィールドノート」の完成)です。そうした一年間の一連の過程(課程)を滞りなく進めていくために,前期の早い時期に「調査企画書」を執筆・報告してもらいます。それにもとづき比較的時間のある夏休み等に実査を完了し,初秋に実査の成果を報告し,卒論執筆許可をとりつけてから数ヶ月でとりまとめ,12月中旬の卒論提出となります。 卒論は4年生後期の数ヶ月で付け焼き刃で執筆するモノではありませんし,それは不可能だと思います。ゼミでは二年間かけてその過程を体得して,それを次の世代(ゼミの後輩達)に伝えてもらいたいと思います。
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教科書・参考書
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<参考書> 卒業論文執筆に向けて各自,文献ノート,書評の執筆を進めてもらいます。また,各自最低一冊は社会学分野の古典と認められる専門文献(もちろん外国語文献を含んで考えてもらってよい)を卒業論文の参考文献一覧に入れるように準備を進めて下さい。 さしあたり、以下の文献を最初に輪読してみたいと思います。 ◇木村周平他編2014『災害フィールドワーク論』古今書院 ◇浦野正樹他編2007『復興コミュニティ論入門』弘文堂 ◇津久井進2012『大災害と法』岩波新書 ◇塩崎賢明2014『復興〈災害〉―阪神・淡路大震災と東日本大震災』岩波新書
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成績評価方法・基準
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平常点(100%) 各自のテーマに関した年間数回の報告(30点),小論執筆・提出(20点)に加えて,他報告者へのコメント(30点),ユニット作業(講義要項「専門ゼミナールA」頁参照のこと)への貢献(20点)で評価します。
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履修上の留意点
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準備学習においては、必ず課題文献を読み込み、授業での議論に備える。事後学習においては、授業でノートしたことを整理し、関連文献を読むなどして理解の深化に努める。 毎授業時、輪読レジュメ・質疑応答記録(議事録)に対して、教員より詳細なコメントを付すので、それらを踏まえて報告レジュメの改訂版を作成して蓄積していただきます。
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担当教員へのアクセス
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月・火・水曜日の朝9時~夕方6時。この曜日・時間帯は生田キャンパスにおりますが、会議等のため研究室を不在にすることがあります。
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その他
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更新日付
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2019/02/13 16:02
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