講義内容
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<到達目標> 身近な地域社会生活をまなざす社会学的視角を学んだ上で、まち歩きの技法を通して得られる諸情報をもとに、自らの生活・社会を批判的に検討(内省)することができるようになることを、この授業の目的とします。
<講義概要> テーマ:「地域研究の実践的理論・方法、諸事例」
本講義では、地域研究の実証的・実践的な研究事例、それによって明らかにされてきた現実的事象を紹介しつつ、これを扱う地域社会学、都市社会学、環境社会学、災害社会学の諸理論を紹介する。
<講義計画> 1.導入:地域へのまなざし~「まち歩き」の奨めから 2.まち歩きから見えてくるもの:考現学から路上観察学、都市のドラマトゥルギー(1) 3.まち歩きから見えてくるもの:考現学から路上観察学、都市のドラマトゥルギー(2) 4. 小レポート(まち歩きの事例報告)の執筆・提出と授業内採点 5.都市計画事業の実際:土地区画整理事業のしくみ 6.都市計画事業の実際:復興都市計画事業の歴史と枠組み 7.都市計画事業の実際:都市計画事業のまちを歩く 8. 小レポート(都市計画事業のまち歩き事例報告)の執筆・提出と授業内採点 9.防災マップづくりの理論と実践:防災マップ概念の概説 10.防災マップづくりの理論と実践:大学キャンパス付近での取り組み例の紹介 11.防災マップづくりの理論と実践:「事前復興」概念・取り組み例の紹介 12.小レポート(防災マップの作成)の執筆・提出と授業内採点 13.東日本大震災の被災地復興研究の実際(1):復興都市計画事業の概要と進捗状況 14.東日本大震災の被災地復興研究の実際(2):小漁村(浜と浦)のコミュニティ再興の道筋 15.授業内試験:解説、各種質問等の受付
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教科書・参考書
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【参考書】 地域社会学会編『新版 キーワード地域社会学』ハーベスト社、2011年 大矢根淳他編『復興コミュニティ論入門』弘文堂、2007年 その他、毎授業時に、授業内容に関するプリントを配布します。
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成績評価方法・基準
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授業内の小レポート3回(100点×3回)と、授業内試験(100点:持込不可/45分)の合計点を、100点に圧縮して評価点とします。
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履修上の留意点
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初回授業時に、当授業の進め方、特に、3回の小レポート(この授業では「分査レポート」と呼びます)の執筆・提出規定等を説明します。また、最終授業時の授業内試験の問題構成や採点基準等を開示します。受講希望者は、この初回授業を必ず受けて、その規定・基準等を了解の上、授業に参加するようにして下さい。 準備学習においては、配布プリント、教科書・参考書の各回の授業内容に該当する範囲を読み、授業での議論に備える。事後学習においては、授業でノートしたことを整理し、関連文献を読むなどして、理解の深化に努める。 授業内小レポートについては翌週の授業内に、最終授業日の授業内試験については、試験(45分)終了直後に正解発表・講評・質疑を行います。
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担当教員へのアクセス
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4号館5階受付、4号館3階「社会学研究教員室」、4号館5階・F17大矢根研究室
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その他
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更新日付
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2019/02/13 16:02
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