講義内容
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<到達目標> 企業を評価するためのさまざまな視点を理解し、分析に活用できること。そのための必要な計算問題が解けること。
<授業概要> 企業の経営活動の分析は、自社の状態を把握しよりよい企業活動を実現するために重要であるとともに、株主や社会への説明責任を果すためにも必要である。また、投資先やパートナー企業選定のための評価の際にも有用な手段である。本科目では、経営分析の代表的なアプローチである財務分析に加えて、企業の外部環境や内部組織の視点からの分析について学習する。財務分析については、企業を人間の身体に例え、その健康状態を把握する視点について学習するす。加えて、最近の新しい企業評価のしくみなどについても学んでいく。
<授業計画> 1. ガイダンス―経営分析の目的・データの入手方法等 2. 主要財務諸表について 3. 収益性について考える 4. 利益率について考える 5. 回転率について考える 6. 安全性について考える 7. 企業間比較の演習 8. 経営陣の顔ぶれや従業員の年齢構成・給与水準等の分析 9. 設備投資に対する姿勢等の分析 10. 意思決定のための分析手法・その他の企業分析の視点 11. 企業における経営分析についてのITの活用例 12. ケーススタディとディスカッション(1)売上高営業利益率13%向上 13. ケーススタディディスカッション(2)需要予測精度向上による製品廃棄損を半減 14. ケーススタディディスカッション(3)複数工場業務プロセス統一による部品在庫半減 15. 授業内期末テストおよび講評 ※内容は授業の進行状況その他により、変更となる場合がある。
<授業時間外の予習・復習・課題> 毎回教科書の予習すべき範囲を指示する。 理解度を確認するための宿題を課す。 教科書・参考書の指定された箇所の記述の理解や演習問題を中心に毎回の授業につき4時間程度復習することが望ましい。
<課題等に対するフィードバック方法> ・授業内提出課題の解答の提示および、間違った解答のパターンを解説。 ・授業内のディスカッション発言に対するレビュー。 ・授業内時間内での添削(一部の課題について)
<実務経験> 当該授業科目については、担当教員による経営/ITコンサルとの実務経験を活かし、ITを用いた業務改革で、企業の経営がどのように変わるのかということについて、ケーススタディを交えながら授業を行う。実践的な分析の視点を養う意欲を持って授業に参加することが望まれる。
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教科書・参考書
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<テキスト・参考文献> 岩崎功「考える企業間比較のための経営分析」 石島洋一「45ポイントでわかる経営分析」
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成績評価方法・基準
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(1)成績評価方法(配分) 平常点で評価をする。 ・毎回の授業の中での演習課題もしくは宿題等の提出物の提出状況および内容(点数)(50%) ・期末試験(50%) ※上記評価の前提として、所定の出席率を満たしていることが条件となる。 ※成績不良による追加試験・再試験は実施しない。
(2)成績評価基準 企業を評価するためのさまざまな視点を理解し、分析に活用できること。そのための必要な計算問題が解けること。 ITを用いた業務改革の事例などを分析し、経営指標がどのように変化したかを数値を用いて、論理的な文章で説明できること。
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履修上の留意点
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授業内の課題および宿題についての遅延提出は原則として受け付けない。 成績不良による再試験や追加レポートは一切実施しない。
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担当教員へのアクセス
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その他
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更新日付
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2019/03/13 19:59
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