シラバス参照

開講年度 2019 
科目名 精神分析学 
職名/担当教員 文学部 教授 伊吹 克己 
期間/曜日/時限 前期 水曜日 4時限
開講区分/校舎 一部生田/生田 
配 当 文学部234 
単 位
コースコード PHE315 



講義内容
<到達目標>
精神分析理論は創設したフロイトの学説がさまざまに継承されて、世界各地で議論されている。そのうち本講義においてはフランスの精神分析の理論家ジャック・ラカンのものを取り上げる。独自の概念の多い彼の理論をさまざまの哲学学説との関係において理解することを目的とする。したがって、この授業では「治療」の問題は取りあげないので注意すること。精神疾患は人間の実存の問題であるという見地から精神分析を取りあげるので、具体的な症状やその治療の問題について理解したいというのであれば、心理学のカウンセリングの講義などが向いている。

<講義概要>
本講義では、ラカンの講義録「セミネール」を一冊ずつとりあげて解説するという形で進行してきた。しかし、今年は彼の講義を一般化するかたちで紹介・解説していきたい。したがって「セミネール」の特定の関数は表示しない。一般的にはL図式と欲望のグラフを取りあげることにしたい。進行は出てくる学生の理解にかかっているので、授業の後に配られるレスポンスペーパーの内容が具体的に授業内容を決定すると言ってもいい。いずれにしても、本講義は精神異常の諸問題と、哲学が問題にする「思考」との関係が問題であって、精神異常そのものではない。精神異常の臨床問題とは違うということを出席する学生には心得てもらいたい。それが成績評価にもつながっていることを銘記して欲しい。

<講義計画>
(1)ラカンと精神分析(概説)
(2)精神病(統合失調症)と神経症
(3)言語理論とシニフィアンの概念
(4)L図式解説〔1〕
(5)L図式解説〔2〕
(6)L図式解説〔3〕
(7)想像界と象徴界
(8)無意味と現実界
(9)欲望のグラフ解説〔1〕
(10)欲望のグラフ解説〔2〕
(11)欲望のグラフ解説〔3〕
(12)欲望のグラフ解説〔4〕
(13)欲望のグラフ解説〔5〕
(14)精神分析とは何か
(15)まとめーフロイトとラカン


<課題に対するフィードバックの方法>
毎回とりまとめるレスポンスペーパーが、講義の1つの基本となる。最初の授業時にその取り扱いを言うので、聞き逃さないようにして欲しい。教科書は使用しない。配布するプリントを基に授業を進める。 
教科書・参考書
成績評価方法・基準
「平常点評価」。具体的には、毎時限配布するレスポンスペーパーに質問を記入することが、まず前提となる。次に、最後の授業時に筆記試験を行い、その二つで評価を行う。
前者が60パーセント、後者が40パーセントの比率で成績を評価するが、その率は相対的である。 
履修上の留意点
上に書いたことを受けるなら、出席が成績評価の前提となるので注意が必要です。
準備学習においては、教科書・参考書の各回の授業内容に該当する範囲を読み、授業での議論に備える。事後学習においては、授業でノートしたことを整理し、関連文献を読むなどして、理解の深化に努める。 
担当教員へのアクセス
授業時、もしくは研究室のパソコンにメールを送って、かならず事前に連絡をすること。個人的なアドレスを教えるので、その理由と共に個人的に問い合わせてください。 
その他
全学公開科目です。 
更新日付 2019/02/08 17:33


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