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開講年度 2019 
科目名 教養ゼミナールⅠ 
職名/担当教員 文学部 教授 伊吹 克己 
期間/曜日/時限 通年 土曜日 4時限
開講区分/校舎 二部神田/神田 
配 当 二部全学部2 
単 位
コースコード SEM301 



講義内容
<到達目標>
この授業は、さまざまな現代哲学の用語を覚えて、それをさまざまな分野で使うことができるようになることを目指している。その際、必ずしも哲学思想に関するものを読むとは限らない。文学作品やいわゆるエッセー的なものも含む。そうして選択されたテキストを講義計画に記した概念にしたがって、読み進んでいく。

<講義概要>
現代思想を読む、と題したこのゼミナールでは「現代思想」に関する文献を参加者と一緒に講読していく。今年度に読むテキストは、ニーチェの『道徳の系譜学』である。この著作はさまざまの面をもっている。それを解説しながら、読み進めていく。

<講義計画>
このゼミナールは、上記のようにニーチェの『道徳の系譜学』を読むが、それをあくまでも「現代思想」の入門として読み進めることを目標としている。したがって、その読書を通して「現代思想」の歴史を考えてみる。それについては以下の内容によっている。これについては本を読む過程においても問題にしていくつもりである。

(1)現代思想の基点としての実存主義〔実存主義から現代思想を考える事のメリットについて)
(2)ヘーゲルからキルケゴールへ〔19世紀ヨーロッパ思想の概観〕
(3)キルケゴールの実存哲学〔芸術論とりわけ音楽論について〕
(4)キルケゴールの芸術論、とりわけその音楽論について
(5)ニーチェの哲学〔ドイツ観念論とニーチェ思想〕
(6)ニーチェと哲学〔キリスト教道徳批判と哲学〕
(7)ニーチェ哲学の成立〔哲学から美学へ、その意味と意義〕
(8)世紀末の思想状況〔ベルクソンと現実的なもの〕
(9)ニーチェ思想の流行とハイデガーの登場
(10)ハイデガーの哲学と1900年代初頭のドイツの状況
(11)ハイデガーの『存在と時間』およびその影響
(12)ハイデガーとナチズム(反ユダヤ主義とヨーロッパ思想)
(13)第2次大戦と哲学者たち
(14)ドイツの敗戦とハイデガー
(15)サルトルの登場
(16)サルトルと実存主義の流行(流行哲学としての実存主義)
(17)サルトルと哲学
(18)サルトルと文学〔小説と演劇〕
(19)サルトルの『存在と無』
(20)『存在と無』以降のサルトル〔マルクス主義の問題〕
(21)実存主義批判〔レヴィ=ストロースと構造主義〕
(22)構造主義の登場
(23)精神分析と構造主義哲学
(24)ラカンの精神分析理論
(25)ラカンの精神分析理論の影響と哲学
(28)ポストモダンの哲学
(29)ヨーロッパの現状と現代思想
(30)総括―「現代思想」とは何であるのか、あるいは、あったのか―

<課題に対するフィードバックの方法>
授業ごとに必ず取り集められるレスポンスパーパーが基本である。必要な場合には個別の質問に答えると共に、それを読んで授業を進めることが基本である。したがって、最初の授業から出席することが求められる。また、それは出席の評価にも関わるので、具体的な記述が求められる。 
教科書・参考書
<教科書・参考書>
教科書は、中山元訳の光文社古典新訳文庫におさめられているニーチェの『道徳の系譜学』を使用する。 
成績評価方法・基準
ゼミナールですので、出席して要約などを発表し、討論に参加することが成績評価の基本となる。
要約の発表と参加が成績評価の基本で、前者の評価が40パーセント、出席評価が60パーセントとなる。平常点評価で、試験は行わない。レポートを課すことがあるが、その評価は要約の提出に準ずる。 
履修上の留意点
予習はそれぞれの時限の内容に則した事をあらかじめ学習すること。とりわけ、仏教や古代ギリシアの哲学などについての概念を、その用語だけでも頭に入れておくこと。また、復習については、各時限毎に取り集める「レスポンスペーパー」に記した内容を中心に行うこと。
ゼミナールなので、出席が基本となるので注意すること。 
担当教員へのアクセス
研究室は生田校舎11号館2階の11213。開講時の直接のコンタクトが基本。それ以外の場合は、まずメールを打って会合時間の設定をすること。 
その他
更新日付 2019/02/19 15:45


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