専修大学Web講義要項(シラバス)[学部用]

講義要項詳細

科目名 専門総合科目T 裁判と法
職名/担当教員 法学部 教授 岡田 好史
曜日/時限 火曜日 3時限 
期 間 後期
開講区分/校舎 一部神田/神田
科目区分 専門科目
配 当 J123,P23
単 位 2単位
講義内容 <到達目標>
1.裁判制度の全体像を理解するとともに、基本的な事項について説明することができる。
2.裁判制度をめぐる基本的な問題について、自己の考えを論理的に説明できる能力を獲得することができる。

<講義概要>
 現代社会は、複雑化、多様化、国際化などに対応して、規制緩和などの改革により、事前規制型から事後チェック・救済型社会へと変化しつつある。そのため、権利の実現を図るための司法の役割は、われわれの社会において、いっそう大きくなっている。
 本講義においては、法と裁判、とりわけ民事・刑事の司法制度についての概要と今日的課題を中心にとりあげ、現在、何が問題とされ、どのような課題と改革の道筋が考えられるのかを提示することで、司法制度の将来の展望をひらこうというものである。
 講義は、法学部・法科大学院の教員を中心としたオムニバス方式で実施する。

<講義計画>
1.ガイダンス
概要:当科目を学ぶ目的、講義概要、到達目標、授業の進め方の紹介をする。
予習:シラバスを読み、到達目標、講義概要・計画、評価方法・基準を確認する。
復習:自分に相応しい科目か検討し、受講する場合には、学修計画を立てる。

2.裁判所の種類と機能
概要:日本国憲法における司法と裁判所の位置づけ、裁判所の種類、役割について学ぶ。
予習:「法学の基礎」で使用した教科書・参考書・ノート等の裁判所に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

3.法律家と法曹養成制度
概要:法律家の種類および法曹養成制度の概要について学ぶ。
予習:参考書を基に法律家の種類等を調べておく。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

4.近代日本司法制度の歴史
概要:明治以降、日本の司法制度がいかに形成されてきたかについて学ぶ。
予習:司法制度の歴史について、図書館で法制史の本等を基に調べておく。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

5.司法権と違憲立法審査制
概要:司法権と「法律上の争訟」の関係や抽象的違憲審査制と付随的違憲審査制の差違について学ぶ。
予習:憲法の教科書・参考書・ノート等の司法権及び違憲審査制に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

6.裁判の公開と裁判を受ける権利
概要:裁判公開原則をめぐる諸問題と、公開を必要とする「裁判」について学ぶ。
予習:憲法の教科書・参考書・ノート等の公開裁判及び裁判を受ける権利に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

7.民事訴訟制度とその機能
概要:民事訴訟制度の概要について学ぶ。
予習:「法学の基礎」で使用した教科書・参考書・ノート等の民事訴訟手続きに関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

8.裁判外紛争解決(ADR)
概要:裁判によることもなく、法的なトラブルを解決する方法として「裁判外紛争解決手続(ADR)」がある。その概要について学ぶ。
予習:インターネット等でADRについて調べておく。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

9.家事事件とその手続
概要:家事審判事件及び家事調停の手続の概要について学ぶ。
予習:図書館等で家事事件手続法について調べておく。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

10.行政事件訴訟
概要:行政事件訴訟法の概要について学ぶ。
予習:図書館等で行政事件訴訟法について調べておく。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

11.刑事司法制度とその機能
概要:「刑事法入門」で学習した刑事訴訟制度に関する部分を復習するとともに、深化させる。
予習:「刑事法入門」で使用した教科書・参考書・ノート等の刑事司法制度に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

12.犯罪と捜査
概要:「刑事法入門」で学習した犯罪捜査に関する部分を復習するとともに、深化させる。
予習:「刑事法入門」で使用した教科書・参考書・ノート等の捜査に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

13.犯罪と裁判
概要:「刑事法入門」で学習した刑事訴訟手続きに関する部分を復習するとともに、深化させる。
予習:「刑事法入門」で使用した教科書・参考書・ノート等の刑事裁判に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

14.裁判員制度
概要:裁判員制度の概要について学ぶ。
予習:「刑事法入門」で使用した教科書・参考書・ノート等の裁判員制度に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して次回以降の講義に備える。

15. 司法制度改革
概要:戦後の司法改革の概要、とりわけ刑事司法制度改革について学ぶ。
予習:インターネット等で民事訴訟制度改革について調べておく。
   「刑事法入門」で使用した教科書・参考書・ノート等の刑事司法制度改革に関する部分を熟読する。
復習:十分に理解しきれなかった部分を確認し、ノートにまとめる等して試験に備える。

<課題に対するフィードバックの方法>
・レポートは、代表的なものを取り上げて講評する。
・授業後のコメントは、代表的な意見を取り上げて講評する。

<教科書>
 特に使用しない。必要に応じて資料を配布する。

<参考書>
 市川正人ほか『現代の裁判』 有斐閣
 福永有利ほか『アクチュアル民事の訴訟』有斐閣
 三井誠ほか『入門刑事手続法』有斐閣
 指宿信ほか編集委員『シリーズ刑事司法を考える』0巻〜6巻岩波書店
 藤井正ほか編著『日本近現代法史(資料・年表)』信山社

 その他、必要なものについては、講義中にその都度指示する。
成績評価方法・基準 (1) 成績評価方法
 ・定期試験規定に基づく後期試験を実施する。ただし、履修者数によっては、15回目の授業時に、「定期試験規程準用試験」を実施する場合がある。変更する場合には、授業の際に知らせる。
 ・授業期間内にレポート提出を課す(1回)。
 ・授業内での発言(e-learningシステム上を含む)等を授業への貢献度として評価する。
 ・授業後のコメント(e-learningシステム上を含む)等を授業への貢献度として評価する。

(2) 成績評価基準・評価の配分等
 ・後期試験は、到達目標(1)(2)に対応して、裁判と法に関する知識・理解・思考・判断を測る問題を出題し、答案は構成および論理性を重視する。
 ・レポートは、到達目標(2)に対応して、与えられたテーマについて自らの意見を述べる課題を出す。
 ・上記のほか、到達目標(1)(2)に対応して、授業への貢献度等を加味し、総合的に判断して最終的な評価を決定する。
 ・前期試験70%、レポート20%、授業への貢献度10%
履修上の留意点 (1)準備学習について
1. 各回の授業内容に該当する範囲について、参考書等を熟読し、授業に備える。
2. 時間は1回あたり、おおむね60分以上が望ましい。

(2)事後学習について
1. 授業で学習したことを整理し、関連文献を読むなどして理解の深化に努める。
2. 時間は1回あたり、おおむね60分以上が望ましい。

(3)その他
・ 「法学の基礎」「刑事法入門」「憲法入門」等入門科目の知識を基に説明を行う部分が多くなるので、2年次以上の学生は開講までに、復習を十分しておくこと。
・不明な事柄については、辞書・事典類で調べる習慣をつけること。
・法令や判例を調べるために、携帯電話やスマートフォン、タブレット等の電子機器類を授業中に使用することを原則として認めるが、各回の講師の指示を優先する。使用を認められた場合でも、授業に関係ない使用は厳禁とする。
・授業中の注意事項は、
担当教員へのアクセス 神田キャンパス1号館12 階 1201 研究室
http://cls.jpn.org/
その他  科目の性質上「刑事訴訟法」、「民事訴訟法」、「行政救済法」および「法社会学」等の関連科目も履修するのが望ましい。
 受講に際しての注意事項等の詳細は、1回目のガイダンスの際に告知するので、履修する場合は必ず出席するように。
更新日時 2018/02/12 23:55

講義要項トップへ戻る


専修大学教務課・二部事務課・大学院事務課